会社を作れば自由になれる 中年企業という提案

  42歳から54歳の間に起業しようという本。読みながら書き始めているが、あまり金の匂いがしない良い印象。意識高い系でない雰囲気です。

 経営者が一番負担したくないのは教育コスト。人を雇って育てるよりはフリーランスにやってもらう方が良い。必要なスキルを持っている人に頼んだ方が安い。大企業は、大学や大学の次にある実践的な教育機関であり、十分に学んだ人は独立してなんらかの形で元の企業に恩返しをすれば良い。学んだ実感のない人は企業にしがみついておいてください。(ここの辺りが現実的でいい感じ)

 高校野球はトーナメントで負けたら終わり。会社員も社長になるかのトーナメント。社長にならないにしても、定年はやってくる。定年後に起業をするなら、体力もあり十分に学んだタイミングで起業をする方が成功率が高いのではないか。(ここまで納得)

 欠点を教育で克服させるのはコストが合わず、好きを伸ばす。経営能力はそもそもない前提で起業を検討する。中年そもそもさほど儲かるものではなく、長く続けることに意味がある。裁量権が100%ある自由を楽しめるかどうか。(お金に拘っている起業本ではない)

 経営者はプロデューサーであり、営業が仕事の大半であり、できないことは外注する。プロデューサーは資格ではないので実績ベースとなる。一方でフリーエージェントは自分の責任で自分の仕事を行う。プロデューサーはフリーエージェントを上手に使ってプロジェクトを回収する。

 中年企業というのもプロジェクトであるが、終わりがデザインされているべきである。楽しい終わりになるようなプロジェクトにしていきたい。

 1000万円はいる。運転資金ではない。開発資金のように手をつけないで置いておける自由な金。開業時には赤字が出ない状態に契約を取っておけるか。企業の翌月から売上が立つのが良い。

 起業してしばらくはクライアントから頼まれれば何でもやるのが良い。経験が役に立つ。創業支援の制度はあるが、創業は誰でもできる。社内での出世の方が困難。出世も諦めたが起業もしないという状況の方が問題。

 一番大事なものは人間関係・経験・健康である。イノベーションはダメ。拡大や方向転換は危険。得意とする分野をする。売り上げが確約された時に慌てて勉強しても遅くない。

 起業前にやることはお客を探してくること。事業計画書も最悪前提で作る。支出はコントロールできるが収入はコントロールできない。企業した後に何か仕事ないすっかねと聞いて回るのは手遅れである。

 売り上げは1億が目標。1億を個人で稼げる人は超優秀なアーティストであり、多くの場合は半分程度を外注費として消費している。ほとんどの裁量権を社長が握り、コンプライアンスがルーズにならないように税理士や弁護士の指導があると良い。

 2億になると常駐の社員が必要となり、楽しさが薄れてくる。5億となると裁量権も薄れ、10億となると社会的存在になってくる。

 サラリーマンと違い、好きを仕事にして遊びと仕事の区別をしない。好きは論理を超える。そのためには1億程度が限界となる。

 営業活動は単位期間あたりの移動距離と相関関係がある。極めて体育会系的な性格なものである。営業の成果は見積書をどれだけ依頼されたかで評価すべきである。

 事務所はどこに構えるべきか。よく行くところと距離が近いところ。郵便局、銀行、顧客、役所など。レンタカー屋が隣なら車はいらない。(今時はコンビニの隣が一番いいかもしれない)

 週一回クライアントと定例のミーティング(1時間)、月一回のレポートで顧問料30万円。5件あれば月150万。午前は全て潰れる。午後は作業や営業活動となる。

 若者が売り手市場になっているから高齢者を利用しようという動きがあるが安価な派遣やアルバイトである。コンビニでアルバイトするにしてもどちらにせよ会社を作って自社の売り上げにするか、自分の雑所得にするか選べる状況にすれば良い。

 ワークライフバランスの言葉はおかしい。ワークもライフである。寿命が伸びることで定年後のワークの後がすっぽり空いてしまうことが問題。

 定年で毎日出勤しなくなり体調不良等になるが、趣味では承認欲求が満たされず継続しないし、お金も掛かる。月額10万から20万円の契約を5社ぐらいから確保するのが長続きする安定した経営である。

 まとめ。著者は優秀な人であるとしか読み取れないが、彼が稼げる額を他のものが稼げるかは謎である。自分の強みを活かして無理をせず健康に稼げるようにしなければいけない。

 優秀な人ダカラこそ書けた意識あまり高くない系なのかもしれません。


会社を作れば自由になれる 中年企業という提案

アマゾン評価3.5


 

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